資金繰りがいい会社 = 利益が出ている会社 と考えがちですが、
【利益が出る会社】と【お金が残る会社】は考え方が異なります。
利益 = 売上(収益) - 仕入などの費用
お金 = 入金 - 支払
つまり、利益は入金時点ではなく、
物の引き渡しやサービスの完了時に認識することになるので、
利益の増減 = お金の増減とはならないのです。
それでは、お金が残る会社にするにはどうすればよいでしょうか。
仕入先や外注先からの買掛金とは
仕入先や外注先からの買掛金とは、仕入やサービスをしてもらって、お金を支払うまでの期間待ってもらっている間の債務をいいます。
この【仕入先や外注先からの買掛金 = 仕入先などからの無利子の借入】 というイメージをもっているかどうかが、お金が残る会社には重要なのです。
なぜなら資金繰りが悪くなるのは、
商品を売って売掛金(得意先への債権)が発生しても、
しばらく現金入金までには時間がかかり、支払いの方が先にやってくるのが原因ということがほとんどだからです。
売掛金の回収期間が30日、買掛金の支払い期限が20日であれば、
毎月10日間は資金がショートします。
この足りない部分を利益や借入金でカバーすることになるのですが、
利益が出ていない会社や借入ができない会社は、
売れれば売れるほどこの期間の資金繰りは苦しくなるのです。
逆に売掛金の回収期間が翌月(1か月)、買掛金の支払い期限が翌々月(2か月)であれば
1か月分の運転資金が楽になりますので、利益が少ない会社でも資金繰りは楽になります。
このように買掛金の支払いを売掛金の回収よりも後に設定すると、問題は生じません。
しかしながら仕入れ先も同様の理論が成り立ちますので、両社にとって納得のできるサイクルになるように検討していくことが重要です。一方で既存の取引先に買掛金の支払い条件を延ばしてもらうよう依頼すると倒産の不安を与えかねないので、細心の注意を払いましょう。
買掛金と同様に売掛金・在庫のサイクルも重要
【仕入先や外注先からの買掛金 = 仕入先などからの無利子の借入】であれば、
【得意先への売掛金 = 得意先への無利子の貸付】となり、
【在庫 = お金が無利子の物になったもの 】 ですので、
これら売掛金・在庫をいかに現金化するようにしていくかもとても重要です。
こちらにつきましては、
でまとめてみましたのでこちらをご確認いただければ幸いです。
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